ノックスドールは塗装というよりワックスっぽい感じで(特に浸透性防錆剤の700と750)、施工中は何もかもがベッタベタで写真を撮るような余裕がありませんでした。
ですので施工中の画像はありませんが、感想と注意点を書いていきます。
ノックスドールの選び方と使う量
ノックスドール700 1~2本
無溶剤なのでにおいが気になりません。
ドアパネル、フェンダー裏、サイドシル、ボンネット、トランク、ピラー等に使用。
どこまでやるかにもよるけど錆びやすいリア側は念入りに、フロント側はサラッと施工で普通車1台なら1本あれば足りると思います。
ノックスドール750 2~3本
低溶剤でにおいがあります。
アンダーボディの中空部・隙間部に使用。
中古車ですでにサビがある場合は中空部以外にも使いますが、フル塗装ではなくピンポイント&中空程度なら2本で足ります。
ノックスドール300 今回は不使用
無溶剤なのでにおいが苦手な人におすすめ。
すでにサビがかなり侵攻してしまっている場合だと900より300が良いようです。
ノックスドール900 1本
低溶剤でにおいあり。
アンダーボディフル塗装なら数本必要になりますが、今回は中空やったついでに気になった点のピンポイント塗装しかしないなら1本あれば十分です。
ノックスドールの中空部塗布
まず準備として必須なのが、ベストカーズさっぽろさんのYouTubeを見ること。
自分と同じ車種の動画があればラッキーですがなくてもかなり参考になります。
中空部用のノズルを穴から入れて、噴射しながら引いてくる。
やることはこれだけで簡単なことなんだけど、慣れないうちにやりがちなのがノズルの先が抜けるまで噴射し続けてしまい自分にかかってしまう事故。
初回は何も考えずに軽装でやったため顔やら髪やら大変なことになりました。
完全防備は無理にしろ、帽子くらいは被った方がいいです。
延長ノズルを作る

700と750に付属してくる中空ノズルがたくさんあったので2本を合体させてロングノズルを作りました。

家にあるもので何とかできないだろうかと試行錯誤した結果こんな感じに。
使ったのは水作のプラストーンに付いてくるパーツです。
通常の中空ノズルでは届かない部分や、サイドシルのような長い部分は長いノズルで一発施工した方が塗れてない、塗りすぎということもなく効率よく施工できます。

施工中に中空用ノズルの先の部分がボディ内部で引っかかってしまい、無理やりひっぱったら取れてなくなってしまうという事態が2度ありました。
普通のノズルなら交換すればいいだけの話ですが、作ってきたロングノズルのやつのが取れてしまいその場で何とかしなければならなくなりやむを得ずビニールテープ接続でロングノズルを作成。
耐久性はなさそうだけどDIYで1台2台やるくらいならこれでも十分です。
感想
フィット1台 フル施工
ジムニー1台 8割施工
アルファード1台 5割施工
※いずれも中空部以外はスポット程度。
これで使ったのが700×2本、750×3.5本、900×1本でした。
やってる途中で足りなくなったらダルいからと多めに買う場合は700がいいと思います。ボディ、アンダーとどちらの用途にも使えるので。(ちょっと高いけど)
車のサビがはじまるのは前側か後ろ側かで言ったら例外なく後ろ側からで(走行で巻き上げた塩カルが当たるので)、運転席側と助手席側だと運転席側の方がサビがひどくなります(左側は水たまりの水で洗われるからかなと予想)。
それを踏まえてジムニーとアルファードはリスクの高いところのみ施工しました。
施工する際も「足りなくなるかも」と思ったらリスクの高い側から施工していくのがいいと思います。
車の下に潜る際リジッドラックはイマイチ信用ならず気持ち悪いのでスロープを使っています。
ギリギリ施工はできますが身動きが取りづらい中うまいことノズルを操作しつつ缶は上向きじゃないと安定して噴射できないので大変です。
慣れてないのに作業スペースも狭く、自分への誤噴射が多々ありますので捨ててもいい服装で挑みましょう。


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