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OPINEL(オピネル)ナイフのオイル加工(油漬け)研ぎ方に苦戦

アウトドア用にOPINEL(オピネル)ナイフ

なんかこんな形のナイフ良く見かけるよね。親父も昔使ってた気がする。名前は知らんけど。

くらいな感じの認識だったOPINEL(オピネル)ナイフを購入するきっかけになったのは、ヨコザワテッパンでステーキを焼いた際にいつものように自宅のキッチンなら包丁がありますが、外で焼きましょうかとなった時に切るものがないのは困るなと。

野菜も切りたい。日本男子たるもの、やはりここは肥後守(ひごのかみ)か?

小学校に上がったくらいのタイミングで、「絶対に人に向けるな」という言葉とともに親父から肥後守を渡されたのを思い出しました。

鉛筆を削るのも、木工作するのも、使い方を間違えると手を切るし血が出るし痛いよということも、刃物の研ぎ方も、あの肥後守からはいろんなことを教わったなあ。

なんて思い出にひたりつつも、できればもうちょっとスタイリッシュなナイフが欲しいということで探していたら目に止まったのがフランス製のフォールディングナイフ、オピネルナイフでした。

 

世界で最も美しい100選 オピネルナイフ

ヴィクトリア&アルバート博物館という工芸品博物館でチョイスする、世界で最も美しい製品100選に選ばれているそうです。

機能美。以上!みたいな感じだもんな。

120年以上の歴史があるオピネルナイフは折りたたみ式で、ブレードは炭素鋼(カーボンスチール)とステンレス鋼の2種類、サイズはNo.1~No.12までの12種類です。

ハンドルの素材は基本はブナ材ですが、限定商品などで様々なバリエーションがあります。

こないだサッポロファクトリーに行ったらモンベルでもこれ売ってたし、好日山荘にも置いてあった気がします。やっぱメジャーなんだな。

ちなみに価格は2000円台が中心で、大変お求めやすくなっております。

 

炭素鋼(カーボンスチール)か、ステンレス鋼か

これは結構悩みました。

自宅で使う包丁なら切れ味優先で迷わず炭素鋼を選ぶのですが、外出先(アウトドア)で使用するのにサビとか気にしながら使うのは嫌なので今回はステンレスにします。

カーボンスチールを黒錆加工して赤錆を出なくするという方法もあるのですが、それ研ぐ度にやるのかい?とか、ちょっとピンと来なかったので。。

1本目のステンレスが気に入ったら、炭素鋼の方も購入して比べてみたりするかもしれません。

 

サイズは#8が基準っぽい風潮

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ステンレスの#9を購入しました。

私の手は釣具メーカーのグローブやフィンガープロテクターがXLでも入らないほどでかいのであまり参考にならないかもしれませんが、ばかでかい手でOPINEL#9を持った図という参考写真です。

一般的には#8が基準というか標準で、大きめの方が良かったり手が大きかったりする場合は#9でもいいかもね。という書き込みが多いです。

 

OPINELのオイル加工(油漬け)

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Amazonで購入したOPINEL#9ステンレス。

 

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箱とかないのかよ!って一瞬思ったけど、値段を考えたらなくて良いと思いました。

 

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柄(ハンドル)のシェイプが美しいもんなー。

 

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ハンドルの材(木)のこの部分が水を含むと膨張して刃の出し入れがきつくなってしまいますので、それを予防するために先にオイルを吸わせてしまおうというのが今回のオイル加工(油漬け)の目的です。

 

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実物の刃を見て思ったこと。

このカーブ美しいけど研ぎづらそう。

 

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新品でも研ぎが甘いというような書き込みを見てましたが、噂通りでした。

根本から1センチくらい、研いだ時にできるカエシ(刃返し、まくれとも言う)が残ったままです。でもこれでいいと思う。今回2280円で買ったけど、完璧に研いでから販売するから1000円値上げね!とか言われるより全然いい。

 

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Amazonでオピネルナイフをカートに入れると、これ買った人はこんな商品を買ってますよと、このクルミオイルが出てきます。

わざわざ買わないとダメなのか?オリーブオイルではダメなのか?と調べてみると、乾性油という種類のオイルじゃないとベターっとしてしまうらしい。オリーブオイルは不乾性油なのでNGです。

乾性油は胡桃油の他に、アマニ油、シソ油、べに花油、ひまわり油などがあります。

 

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ジップロックに入れようと思ったら小さいのを切らしていたので、写真の安っぽいビニール袋を使用しました。気をつけないとすぐ破れそうで怖い(´Д`)

この状態で24時間放置します。

 

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翌日油から出した状態。

 

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オイル感たっぷり(笑)

キッチンペーパーで拭き拭きすると、思ってたよりサラッとした感じになりました。

 

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ここはオイルがたまりやすいらしく、じわじわ出てくるのでこんな感じで油抜きします。

 

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できたー

 

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この部分がロック機構。

 

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回すと刃が出なくなるという安全装置です。出した状態でもロックできますので、使用中に誤ってたたんでしまう(指が切れます)という被害を防げます。

 

オピネルの研ぎ方が思ってたより難しかった

包丁を研ぐのは好きなので結構頻繁にやるのですが、刃がこんなにカーブした包丁はないので自信がないながらもやってみました。

 

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やっぱり大苦戦しました(´・ω・`)

OPINELって書いてる方を上にしてる時はいいんだけど、逆面を研ぐとハンドルがぶつかってうまく研げないし。刃先を自分の方に向けて斜めにすれば研げるんだけどそんな変な研ぎ方しないよね普通。

あとは予定通り、あのカーブが曲者でした。

 

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結局どうにもうまくいかなくて、片刃のような感じになってしまいましたが、切れ味は良いのでこれでいいことにします。

 

あ、何番だか良くわからないけど、いつもの包丁砥ぎは中砥石だけで事足りるのですが、仕上げ用の砥石を使うとオピネルにもとりあえず刃を付けることができました。

ってか写真で見ても恥ずかしくなるくらいガッチャガチャだもんなー。

 

ナイフを研ぐのは難しかった。

 

関連記事はこちら。

OPINEL(オピネル)ナイフが開かなくなったので分解して中を削ってみた

 

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