FF式石油ストーブの交換をした際の手順、困った点等を記載していますが、素人によるDIY設置を勧めるものではありませんしHowto記事でもありません。
誤った取り付けをすると火事や一酸化炭素中毒等の危険性がありますので設置はプロにお任せしましょう。
石油FF式ストーブ交換
サンポットFFR-384BL MからトヨトミFR-V3624に交換します。
給排気管は既存は使わず付け替えます。

サンポットの排気口は他社より下の方についているため壁の穴も下に寄っています。そこをどう工夫して付けるかがポイントです。
※床に置いてある排気管の左の短いやつは元のストーブのもの、右の2本は以前外したストーブに付いていたもので位置合わせに使えないかとあれこれ試しましたが結局使わなかったやつです。

元のストーブがあった位置はここ。
横の壁近くね?って思うけど説明書見ても10センチ離せはいいって書いてあるので問題ないようです。
メーカーがトヨトミになり、この位置で設置しようとすると排気口の位置が高くなったので壁の穴と合わせるには無駄に排気管を伸ばしてUターンさせてくるような形状になってしまう。

この位置だと付属の排気管だけで設置できるけど左のスペースが無駄。
角に収まるなら斜め向きになってもいいんだけどな。

曲げて形を調整できるフレキシブル管なるものがあると知りコメリへ。
1本1980円+税。

これ1本あれば角に斜め向き設置ができると信じてコーキングと一緒に購入。
トヨトミFR-V3624 DIY取り付け

部品も揃い準備が整ったのでこの位置で設置をします。
ストーブの上にあるのは先程買ってきたフレキシブル管を曲げたやつです。
トヨトミのパイプホルダーは使いづらい

排気管とチャンバー室の接続部が外れないように使用するパイプホルダー。
左がトヨトミのストーブに付いてきたやつ。右が元のサンポットに付いてたやつ。
トヨトミのは付けづらいしすぐ変形するしで使いづらかったのでサンポットの方を使いました。
給排気管のチャンバー室の向きは変えてもいい

各社の施工書(工事説明書)を見ましたが給排気管のチャンバー室は必ず下が排気で左右が給気になるような絵になっています。
ただ、向きを守りましょうの記載はなく、ちょっと回転させたような取り付けも見たことがあるような気がするけど実際のところどうなのか説明書からはわからずネットの声に頼ったところ、問題ないとの回答を複数確認したので変えて良いことにしました。
写真のようにチャンバー室を時計回りに90度回転させた状態で取り付けます。
壁の厚みによって変わる部分

壁厚が130~230mmの場合は排気ジョイントと給気ジョイントを外しましょうって書いてあるのにちゃんと読まないで排気ジョイントだけ外して取り付けようとしたけどうまくいかず、あ、この緑のやつも外すのか。と気付いた時の写真です。
ちなみにうちの壁厚は155mmでした。
壁の穴開けの角度

トヨトミの説明書には壁の穴を外に向けて2度の傾斜で下向きに開けろと書いてありますが、既存の穴を計ってみたところ0.25度でほぼ水平でした。
ちなみにコロナとサンポットは穴自体に傾斜を付けろという指示はなく、穴の余白の中で給排気筒に傾斜を付けろという指示でした。
なので施工ミスってことではないようです。
ってか穴に勾配付けるったって感覚でしかないだろうからピッタリ2度でやるとなったらかなりの職人技だな。

古い給排気筒トップを外し、コーキングも可能な限り取り除きました。

左がトヨトミ、右がサンポット。

給気管の経が結構違います。
コーキングでいろいろミスる

コーキングする部分の輪っかはステンレス製で金属色だからコーキングもそれに合わせた方がいいだろうってことでアルミカラーを購入。
仕上げ用のヘラはそこらへんにあった木の木っ端です。

ミスった。
コーキングの色が失敗だ。
ちゃんとしたヘラを用意しなかったのも失敗だ。
透明とか壁に合わせたアイボリーとかにしておけば失敗してもこんな目立たずに済んだのに。
ハシゴの上でやりづらいってのを考慮できてなくてこんな結果になりました。
まー見た目は汚いけど防水性能はバッチリなので良しとしよう。
完成 感想
なるべく給排気筒が前下がりになるよう固定し、ストーブ本体も固定金具で固定し、灯油ホースを付けたら完成です。

電源を入れた瞬間灯油切れランプ点灯とピー音が鳴りましたが数秒で消え、無事に火が付きました。
説明書をちゃんと読んでいれば設置は難しいことはありません。
設置より古いストーブを外す時の方が排気管の固着で大変でした。
唯一の不満

前のサンポットにもエコ運転の機能が付いていて室温が設定温度を超えたら消火されるようになっていましたが、トヨトミにも同じ機能があるのですが設定すると温度表示の部分を「ECO」が占領するクソ仕様です。
「エコ」のボタンのことろが光ってるんだからエコモードなのはそれでわかるのよ。
パッと見で設定温度と室内温度を確認させてくれよ。
頼むよ。
それ以外は不満はありません。
用意したもの
ストーブ本体。輻射式の中ではダントツの安さです。
コーキングはクリア(半透明)が無難です。
DIY程度なら安物で十分です。
これがあればもうちょっとマシな仕上がりになってたはず。
カッターナイフは給気管の長さ調整と古いコーキングを取り除くのに使用。
あとはプラスドライバーがあれば他に必要な工具はありま、、
あ、斜め向き設置だから壁固定金具をちょっと曲げるのにペンチも使ったか。
必要な工具はこんな程度です。

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