役員の任期(10年)が満了
会社法で株式会社の役員(取締役)、監査役の任期は、定款で定めることにより最長で選任後10年まで伸ばすことができます。
役員の任期が終わったら満了時の定時株主総会で新たに役員や監査役等を選定するのですが、再任で同じ人が役員、代表取締役等になった場合でも役員変更登記をしなければなりません。
これを忘れていると会社の代表者個人に対し100万円以下の過料の制裁を受ける場合があります(税理士さんから聞いた感じだと、実際の金額は数万円から多くても10万円くらいのパターンが多いらしいです)。
役員変更登記を自分でやってみる
うちの会社は最初の頃は司法書士にお願いして各種登記を行なっていましたが、私が入社してからは資本金の増額、本店の移転、などなど、全て私が自分で行なってきました。
法務局に行けば登記の相談コーナーがあってやり方は全部教えてくれるから誰でもできます。
簡単です。
今回も大丈夫!
と、思っていたのですが…
札幌法務局の法人登記相談窓口が劣化
数年ぶりに札幌法務局本局の法人登記相談窓口に行ってみると、札幌司法書士会による相談コーナーができていました。
しかも電話による予約制。
前は整理券タイプだったのに。。
あと1回20分という時間制限も設けられました。
とりあえず受付で聞いてみると、今は空きがあるので予約なしでも大丈夫ですと司法書士会の相談コーナーに案内されました。
受付用紙に会社名、自分の名前、連絡先、何回目の相談か、などを記入し、
会社設立から10年経ったので役員変更登記をしたい。あと代表が引っ越しをして自宅住所が変わったので変更したい。
と伝えました。
司法書士「自分でやるんですか?」
はい、自分でやります。
奥から申請書類の雛形を持ってきて、御社の場合これは必要、これは不要、ここは書き直しが必要、ここも直さなきゃダメです。
と説明はしてくれるものの、雛形に書き込むのは後で見ても何のことかわからない印を付ける程度。
4~5枚程度のことならある程度覚えれるかもしれないけど、17枚もある書類を雑にザーッと説明されて最後に
「わからないところはありませんか?」
って聞かれてもね、何がわからないのかもわかりませんよw
以前は法務局の人が相談に乗ってくれて、申請様式にわかりやすく書き込んで教えてくれたのに。。
あ、予約優先ってだけで完全予約制じゃないのね。
札幌法務局及び札幌司法書士会との連携による無料登記相談所(札幌法務局HP)
きけるっしょ!って言うらしいw
素人が誰でも簡単に法人登記ができたら司法書士は商売上がったりだから、「無料なんだから俺たちがやっても文句ないだろ?」という体裁で法務局の相談コーナーを乗っ取り、相談が来てもなるべく分かりづらく説明をし、難しいでしょ?プロに任せた方がいいんじゃない?
という方向に持っていきたいんだろうな。
役所は役所で仕事が減るからWin-Winなわけだ。
雛形は法務局のホームページからダウンロードできるので今回相談に行った意味はほぼありません。
ただの無駄足です。
って愚痴っていてもしょうがないので、もらった雛形の内容を自分で理解して作っていくしかないので頭から湯気を出しながら申請書と添付書類を作成しました。
とりあえず形にはなった。
わからない部分の洗い出しもできたので再度相談コーナーに行ってみよう!と電話で予約をしてみたところ、
「今週は予約でいっぱいなのでご案内できるのは1週間後です。」
めっちゃ混んでるやん(´Д`)
2度目の窓口相談は法務局の人が担当
司法書士会の相談所の人は暇そうにしてましたが、なぜか今回は法務局の人が担当になりました。
一通り書類を作って、何がわからないのかがわかったのでそこだけ教えてもらえばバッチリなはずだ。
「とりあえず書類見せてください」
と言われ手渡すと、
「ここはこうですね~」
「ここはこのようにした方がいいですね~」
って感じで話がどんどん進んでいきます。
前回は全然教えてくれずに「わからないところは聞いてくれたまえ」スタイルだったのに、今回はこっちの話を全く聞かずに向こうのペースでただただしゃべるおじさんですよ。
質問に答えてくれるだけで良かったのに。。
メモしようにも書類は渡しちゃってるので書けないし、でも覚えきれるような量じゃなかったので都度書類を奪い返して書き込みました。
まだ仮作成の段階だったから1部しか作ってこなかったけど、2部作るべきだったな。
なんだかんだでとりあえず書類は作れそうな感じにはなったので、すぐに作成して翌日提出。
問題なければ2週間後に登記完了予定です。
言われたとおりに作ったし、おかしな点はないはずだ。
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