【昆虫】カブトムシ、クワガタ用 自作スタイロフォーム温室の作り方

前回の記事はこちら。

クワガタ・カブトムシの幼虫用に簡易温室を作ってみた

温度管理なしの限界を感じたので

温度管理せず(エアコンや加温器具などを使わず)オオクワガタの80ミリアップを出すのを目標に細々と昆虫飼育をやってきましたが、目標を達成したので次のステップに進もうと思います。

私の昆虫部屋は夏でも最高で25度くらいにしかならないので暑すぎて困るという心配はありません。

問題は冬。

日中はストーブ焚いて20度くらいになってますが、夜間はストーブを消すので一番低い時で10度くらいまで下がります。

22時 → 20度

0時 → 18度

2時 → 14度

4時 → 10度(タイマーでストーブ点火)

6時 → 20度

室温はこんな感じで変化しますが、発泡スチロールのボックスに入れて上には毛布を被せ、リクガメケージの上に置いているので若干ですが下があったかい状況で、ボックス内は良い時で19~20度をキープ。寒い時だと17~20度。

1日の温度差が3度もあるときついだろうな思いつつも、そういう日はそれほど多くないし、そこそこ大きいのも羽化してるのでまーいいかって感じでやってました。

ペアリング、産卵が遅れる

北海道は寒いです。

私の昆虫部屋でペアリングができるくらいの温度(最低でも20度位)になるのは早くて7月、寒い年だと8月まで待たなければならないこともあります。

そこから産卵させて、割り出して、菌糸ビンに入れる頃にはもう秋です。

成長期に寒い

1本目のどんどん食べて大きくなってほしい時にもう秋なので、理想は25度くらいなんだけどと思いつつも現実は20度前後。

それでも30グラムくらいにはなるんですけどね。

いろいろやってみて、血統が良くてもエサが良くても加温なしでそれ以上は無理な気がしています。

【昆虫】カブトムシ、クワガタ用 自作温室の作り方

断熱材とメタルラックで作ります

スタイロフォーム、カネライトフォーム等の高性能ポリスチレンフォームと呼ばれる断熱材で箱を作り、その中にメタルラックを入れて使います。

熱源は爬虫類などによく使われるシート型の底面ヒーターにサーモスタッドを使用して温度調整する予定です。

設置スペースは押入れ

温室を設置するのは押入れ中の昆虫スペースです。

ごちゃごちゃしてますな(´Д`)

この右側のメタルラックの部分に収まるように作成します。

既存のメタルラックは幅は90センチのものなんですが、これだと温室内には収まらないので別なメタルラックを用意します。

設置するスペースの寸法が幅920ミリ、高さ980ミリ、奥行き900ミリ。

中に設置するメタルラックの棚の寸法は幅750ミリ、奥行き350ミリ。

棚から多少はみでても飼育ケースや菌糸ビンは置けるので、サイズは棚に合わせるのではなく設置スペースに合わせますが、あんまり攻めすぎると収まらなかったら困るので1~2センチ余裕を持たせます。

設計図的なもの

カラーボックスと同じ構造にしました。

人にお見せできるようなものではないのですが、フリーハンドで電卓叩いてブツブツ言いながら図面描くのが結構好きですw

断熱材の厚みは30ミリがベスト

断熱材の厚みは40ミリの予定で設計したのですが、店舗でスタイロフォームの実物を見てみると想像以上にごっつくてビックリw

40ミリは値段もゴツく、3×6板1枚1814円。

これが2枚必要な計算なので、あんまり高いのは困るんです(´・ω・`)

厚さ30ミリだと見た目もちょうどいいし強度的にも申し分ないし、値段も1枚1382円とお安くなります。

急遽材料の厚みが変わってしまったせいで、ホーマックの駐車場で設計図とカット図を書き直す羽目になりましたよw

スタイロフォームorカネライトフォーム

厚さ30ミリの3×6板(1920×910×30)で比較すると、

スタイロフォーム  1382円

カネライトフォーム 1134円

※ホーマック価格

今回は2枚必要なのでその差496円!

色的にもスタイロの水色よりはカネライトの肌色っぽい方がいくらか部屋に馴染みそうなので今回はカネライトフォームにしました。

カットはホームセンターで

大きめのホームセンターなら大抵パネルソーというものがあり、有料で木材のカットをしてくれます。

ホーマック、ジョイフルAK、コメリにそれぞれ電話で、

「1カットおいくらですか?スタイロフォームもカットしてもらえますか?」

と聞いてみたところ、いずれも1カット50円でスタイロカットOKでした。

手で切るとどうしても断面が斜めになりがちなので、今回はホーマックでカットをお願いしました。

どうやって切れば材料を無駄なく使えるか、カット数もなるべく少ない方がお金がかからないのであらかじめ切り方をメモって持っていきます。

ちなみに切ってもらう際、例えば幅910ミリを5等分に切ったとして(カット数は4カット)、910÷5=182 ってことで幅182ミリが5枚取れそうな気がしますが、パネルソーの歯の厚みの分材料の幅がなくなります。

歯の厚さが3ミリだとすると4カットすれば12ミリ分幅がなくなる計算ですので、カット図を書く際には考慮しなければなりません。

あと寸法910表記でも実際に測ってみると915ありますやん(´・ω・`)ってことが実際にありました。

ここは幅910で設計して真物のまま使おう!なんて思ってたのに組んでみたらめっちゃはみでますやん(´・ω・`)なんてことになったら面倒なので、お店で測ってもらって大きいようなら端の数ミリでもカットしてもらった方が安心です。

接着は強力ガムテープ

木工用ボンドや多用途接着剤を使う人も多いですが、私はガムテープのみで接着、組み立てを行います。

どんだけ違うのかわかりませんが、超強力と書かれた布粘着テープを使用しました。

いざ組み立て!

短く切ったガムテープで点付けしながら仮組みしていきます。

思ってたよりきれいに収まってます。

ここだけちょっと段になりましたがご愛嬌で。

仮組みしてみて問題なければ接続部を全てガムテープで貼ります。

扉に一工夫

どういう扉にするのか。

蝶番を付けて扉っぽくすることも考えましたが、スタイロにネジは効かないだろうし。

中が見えるようにするのか。

アクリル板で貼って中が見えるようにしたらいいのかなと思いつつも、昆虫たちはそんなものない方が落ち着くんだろうなと思ったら不要な気がしてきました。

いろいろ考えた結果、今回使うのはダイソーで買ってきた「超強力マグネットミニ8個」とネジを使って扉を固定することにしました。

この手のネオジム磁石はダイソー以外の100均でもよく見かけます。

扉側の角にネオジム磁石を埋め込みガムテープで止めます。本体側の角にはネジを刺します。

ネジはたまたま家にあった長さ35ミリのスリムネジをドライバーでねじ込みました。

ネジ側はガムテームなど貼らずに使ってますが、磁石の力に引っ張られて抜けそうな気配はありません。

扉は上下二分割にしたので、それぞれ角に磁石を仕込みます。

これで扉の固定はバッチリです!

設置します

いい感じで収まったぞ!

中にメタルラックを置きます。

メタルラック 4段 ポール径19mm 幅75×奥行35×高さ149cm

これの中古をセカンドストリートで1900円でゲットしてきました。

ポールは半分しか使ってません。

棚のピッチは菌糸ビンが入るギリギリの高さにしています。

設置完了!

コンセントのコード通す穴あけるの忘れたねw

まーそこは追々なんとかします。

最初は熱源にビバリアのマルチパネルヒーター16Wを使いました。

サーモスタットの設定温度は25度。

コードが挟まってる分隙間ができてますが、あまり密閉しすぎて酸欠になっても嫌なのでこのくらいが丁度いいかなと思っています。

この状態で室温15度くらいまでなら温室内は24.5~25.5度くらいをキープできましたが、室温が15度以下になると熱源のパワーが足りないようで温室内の最低気温が22度まで下がった日がありました。

ヒーターを16Wから24Wへ

冬場は16Wではパワー不足でしたので、たまたま余っていたパネルヒーター「スーパ-1」のLサイズ(24W)に変更。

これで問題ないか確認したいのですが、もう暖かくなってしまって夜中でもそれほど気温が下がらず確認できない状態です。

もし来年の冬に24Wで足りなければ、16Wも併用すればなんとかなるだろうと思っています。

上と下の温度差は意外と少ない

普通に考えて熱は上へ上へと行きますので、上の段は温度が高め、下の段は温度が低めになるかなと思っていたのですが、両方に温度計を設置してモニタリングした結果、逆にヒーターに近い下段の方がちょっとだけ温度が高くなることが判明しました。

温度計の個体差も考慮して温度計を入れ替えての確認も行いましたが、現在はサーモ25度の設定で上段が24.7~25.4度、下段は25.0~26.9度となっています。

ヒーターから5センチくらい離れてるとはいえ、ヒーターのすぐ上はもっと高温になるかなと思ったのですが意外とそれほどでもありませんでした。

今後はサーモを26度に設定し、ペアリングや産卵等で28度くらいを目指したいチームは下段へ、あまり高温にしたくないチームは上段に置くことにします。

逆だと思ってたので棚のピッチを変更しなきゃならんな(´Д`)

扉を閉めるとこんな感じ。

中間の棚に合わせて上下2枚にしたんだけど、本当は各棚ごと(4段だから4枚)になってた方が便利だし開けた時に中の温かい空気が漏れるのも最小限で防げそうです。

磁石で止まる仕組みになってますが、この状態で下段の扉を外しても上段の扉が落ちてくることはありません。

でも磁力がギリギリな感じは否めないので、もっとしっかり固定したいのであればもう一回り大きい磁石にするか、磁石の数を増やすかした方がいいです

使用材料とかかった費用

・カネライトフォーム 30ミリ 1,134円×2枚 2,268円

・カット料金 50円×7カット 350円

・超強力ガムテープ ハガレナイン 321円

・ダイソーネオジム磁石 108円

・メタルラック(中古) 1,900円

・サーモスタット 1,980円

ここまでで6,927円。

あと元々家にあったものは、ネジは買えば100円くらいかな?

底面ヒーターは2種類試しましたが設置する場所の室温に合わせた大きさのものを1枚買えばいいので、4000円前後で購入できると思います。

ということで今回かかった材料費は11,000円位でした。

(メタルラックが新品だともうちょっとかかります。)

隣のリクガメケージがもう少し小さければ幅90センチのラックを入れたかったんだけどなー。

正方形に作り直しちゃおっかなw

サーモスタットは熱帯魚用のやつで大丈夫です。

最初に試したヒーターはこれ。これ単体でもヒーター自体の温度設定ができるので、サーモスタットと組み合わせればもっと細かい(温度変化の少ない)調整ができるかも。

次に使ったヒーターがこれ。消費電力24W

無駄に完全防水です。

もし底面ヒーターを持ってなくてこれから買うならマルチパネルヒーターの32Wを買います。

ピタリ適温、レプタイルヒート、フラットウォーマー、PTCヒーター、エコパネルヒーター、レプティサームアンダータンクヒーター、ナラベルト、ナイーブ、などなど、爬虫類などに使用する底面ヒーターは多数ありますが、どれも温度は自動制御(固定設定で表面温度45度くらいのものが多い)で温度調整はできません。しかし!ビバリアのマルチパネルヒーターだけはダイヤルで温度調整ができるのです!

ヒーターの場合はいくらサーモで制御してても瞬発力がありすぎると設定温度を超えてしまいますが、そうなる場合はヒーター側の温度設定でパワーを抑えられるので安心して「大は小を兼ねる」ができます。

一番大きいので45Wってのもあるけど急に値段高くなっちゃうからなー。

今の温室を将来的に増築したとしても、私の環境ならきっと32Wで足ります。

奥行きを出そうと思えば出せるのよね。倍くらいに。

(ΦωΦ)フフフ…

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