20アルファード【2AZ問題】オイル消費対策済みを購入
3年前に購入した20系アルファード(4WDなので正式には25アルファード)。
ここの刻印が「2AZ」のみなのでオイル消費対策済みの車両です。
走行距離がどのくらいの時に対策したのは不明です。
写真では分かりづらいですが交換したシリンダーブロックがヘッドカバーと比べてパッと見で新しかったので新車納車後早い段階で対策したのではないようです。
オイル消費対策済みなのに再消費がはじまった
118,000kmで購入し、現在の走行距離は約195,000km。
オイル交換は5,000km毎に全て自分でやっていて、オイル量はレベルゲージの上限にきっちり合わせて都度確認していたのですが、今年に入ってオイル交換時にオイル消費を確認。
5,000Km走ってレベルゲージで5mm減ってました。
その後またオイル交換時期になり交換前にレベルゲージを確認してみると、
今度は1cm減ってます。
5,000kmで1cmなら気にするほどの量じゃないんだけど、放置して悪化しても嫌なので何かしらの対策をしようと思います。
オイル上がり対策
2AZのオイル消費問題は、要はオイル上がりなんだから基本的なオイル上がり対策をすればいいんじゃないかと思っている。
エンジン載せ替えやOHは費用が掛かり過ぎるのでナシで、安価でできる対策を考えていきます。
エンジンフラッシングしてロイヤルパープルHMX
いろいろ調べてて出てきた瀬谷モータースさんのダイハツKF型エンジンオイル消費多い問題の記事で、
まだまだ乗れる車でも、オイル消費が早い車は、オイルフラッシング剤を使い洗浄し性能の良いロイヤルパープル等のオイルを使い凌いでいく方法が、一番安い費用対効果かもしれませんが、
こんなのを発見。
他にもオイル消費しづらいオイルであるという情報は見かけますが、メーカーや正規代理店等の公式のところからのそのような情報はありません。
過走行用で硬化したシール類を復活させるような効果のあるロイパHMXなら、、
いやでも多分これではオイル消費は止まらないと思っている。
が、ロイパのエンジンオイルは一度使ってみたいと思っていたので対策の初手としてやってみることにしました。
ロイヤルパープル HMX 5w-30
1本946mlで、オイルフィルター交換時の必要オイル量は4.3Lなので5本購入。
定期的にオイル交換をしていればフラッシングなんて必要ない派の私ですが、ちょっとでもシナーレックの定着が良くなればとこちらのやつを使ってみました。
多分リキモリのOEMで、交換前のエンジンオイルに添加して10~20分待つだけの簡単施工です。
オイルを入れてる時はすげー紫だーと思いながら見てましたがレベルゲージで見ると意外と色が薄かったです。
ぴったり上限に合わせたので様子を見ていきたいと思います。
ロイパのファーストインプレッションですが、まずエンジン音が「機械の音」から「おもちゃの音」に変わりました。
静かになったような気がしつつもデシベルとか計ってないので正確なことは言えませんが、何か音が変わったぞ?という確信はあります。
走行してみるとヌルっと感がすごい。
そんな踏んでないのにヌルーっと加速していきます。
トルクが太くなったってことなんだろうけど、単純にそれだけではないと感じるヌルっと感。
でも逆に高回転域では元気がない。回らない。
ここはロイパが悪いわけではなく、直前に使っていたGRオイル0w-30の優れた点だったのだと思われます。
次策 添加剤
みんな大好きワコーズのエンジンパワーシールド。
エンジンオイルの粘度を上げる作用なので、だったら添加剤なんか使わないで最初から固めのエンジンオイル使ったほうが早くね?という意見もあります。
ドイツのメーカーリキモリのオイル上がり用添加剤オイルスモークストップ。
あれもこれも効きます!ってのもいいけど、オイル上がりだけに効くオイル上がり全振りなこれは効きそうな気がします。
リスローン オイルコンプレッションリペア アメリカのメーカーです。
オイル漏れの添加剤でもリスローンのはめっちゃ効くという噂は聞いています。
ロイパじゃだめで添加剤を使うってなったらこれを使う予定です。
粘度の高いオイルを使う
最初からこれだろ。って人も多いかと思います(特に整備士などのプロの人)。
これを後回しにする理由は、実験的にいろいろ試してみたいのと燃費悪化の懸念です。
雪の降らない地域なら気にもしないんだろうけど、こちらは普通にマイナス20℃以下になる地域。
燃費だけじゃなく冬場の始動性も考慮しなければならない土地柄なのでその点も踏まえて最終手段にしてます。
20アルファードの取説に書いてある指定のオイル粘度は、
0W-20 5W-20 5W-30 10W-30
となっています。
今まで使っていたのはGRの0W-30のやつ。
これを10W-30にしたところで100℃動粘度は同じくらいだろうからもっと思い切った固さのオイルにしないと効果がなさそう。
高温粘度 | 100℃動粘度 | ||
最低 | 最高 | 中央値 | |
20 | 6.9 | 9.3 | 8.1 |
30 | 9.3 | 12.5 | 10.9 |
40 | 12.5 | 16.3 | 14.4 |
50 | 16.3 | 21.9 | 19.1 |
60 | 21.9 | 26.3 | 24.1 |
100℃動粘度を調べてみると10増えるだけで結構違う。
もしロイパがダメだったら次はこれを使おう。
40℃動粘度 | 100℃動粘度 | 粘度指数 | 流動点 | |
0w-30 | 33.1 | 9.9 | 307 | -47.5 |
5w-40 | 54.6 | 15.0 | 289 | -42.5 |
今使ってるGRツーリング0w-30と5w-40の比較。
これなら燃費悪化も最低限に抑えられそうだ。
5w-40でもダメならエネオスXプライム0w-50を使いたい。
高温側が50のオイルの中で40℃動粘度はほとんどのオイルが100超えだがこれは88.15と、私が知る限り90以下のオイルはこれしかない。
ただ、値段がお高すぎて厳しい。
上が50とか使ってる時点で継ぎ足しをする日々になってるだろうからそうなったら燃費とか気にしてる場合じゃない気もしてきました。
最終手段の10w-60
このレベルの粘度(固さ)になるとレース用のオイルばかりで非常にお高いのが多いのですが、そんな中でもリーズナブルなのがTAKUMIかLAVCAかって感じなんだけどTAKUMIの方が動粘度見ると若干固いようなのでこちら推しで。
経過は追記してきます。

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