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らんちゅう日記④ブラインシュリンプの取り扱いは思ってたより難しい

前回の記事はこちら。

らんちゅう日記③無事でもないけど一応孵化しました
前回の記事はこちら。 産卵2日目 なんだこのビロロンは 産卵から2日目。卵の入ったコンテナを覗いてみると、 なんだこの白いビロロンとしたやつは。 もしや水カビ? いやでも魚に付く水カビはもっとモコモコっとしてて綿みたいな感じだった気がするん...

 

 

孵化初日 水が臭い

前日に一部が孵化しましたが大半はこの日に孵化したので初日とします。

 

順調に孵化してるけど無精卵が腐ってしまって水が臭い!

 

産まれたての状態で水換えなんかしていいのかどうかわかりませんが、こんな臭い水のままよりはいいと思うので半分水換えしました。

出来上がってる水の方がいいだろうと愛媛チームの水を入れてますが、普通に新水で良かった気もします。

 

孵化後2日目 ブラインシュリンプを沸かす準備

有精卵は大体孵化したようなので、無精卵を取り除きました。

 

シマオ君の追尾が収まらないので夫婦別居です。

左が女湯、奥が男湯となりました。

右が稚魚で真ん中が水換え用の新水です。

 

孵化後2~3日はお腹のヨークサック(卵嚢)の栄養で過ごしますが、その後はエサが必要なので定番のブラインシュリンプ(エッグ)を用意しました。

 

専用の孵化装置もありますが、プラカップでブクブクしてれば普通に孵化するみたいなので今回は簡単にやります。

 

こんな感じで100均で買ってきたプラのコップに2%塩水とブラインシュリンプエッグを入れてあとはエアストーンでブクブクするだけ。

ニチドウとテトラ、どっちがええねん。

って感じで比較するために2個やってます。

結果は後程。

 

孵化後3日目 卵水という儀式

らんちゅうは産まれた時は消化酵素を持っていないので、消化酵素を与えるためにゆで卵の黄身を布で濾したものを与えると良い。

と古い飼育書で読んだことがありますが、今はもっと良い方法(消化酵素の入った粉末エサとか)があるんだろうなーなんて思ってましたがYouTube等で見ても皆さんゆで卵使ってました。

今でも必要な儀式っぽいのでやってみます。

 

ポイント1 固茹でにする。

一般的に水から12~13分で固茹でと言われてますが、どの飼育書にも「固茹で」が強調されているので15分茹でました。

 

ポイント2 少しでいい。

多く与えて食べ残しが出ると水が汚れますので使うのは黄身の部分をほんの少しだけ。

 

ポイント3 布濾しする。

稚魚の数が多くてたくさん作る場合は布でガシガシやった方がいいと思いますが、今回私は100匹もいるかいないか程度なのでキッチンペーパーを使って濾しました。

強くやると破けますが、やさしくモミモミする程度なら大丈夫です。

水がうっすら濁ってきたら完成。

スポイトでピュピュっと与えます。

 

ブラインシュリンプの孵化に失敗した時のためにメルカリで買った青水(グリーンウォーター)と、キョーリンの稚魚フードひかりパピィ。

青水は植物プランクトンを豊富に含んでいるので稚魚のエサになります。

粉末餌は「らんちゅう」と銘打った稚魚フードもありますが、こんな量絶対使い切れないのでひかりパピィにしました。

使用原料、成分共に全く一緒です。

ひかりパピィも普通に食べてる様子が確認できました。

 

孵化後4日目 塩分濃度を間違えた事に気付く

ブラインシュリンプの孵化がうまくいかず、青水と粉末フードだけで過ごす稚魚達。

最初にブラインシュリンプの孵化装置(っていってもプラカップだけど)をセットして2日後、おかしい、全然孵化しない、いくら無加温(20度)だからといっても遅すぎる。

あ!

計算し直してみると、塩分濃度を思いっきり間違えたらしい(多分10%とか)。

 

ということでやり直し(´Д`)

水温28度で24時間後に孵化。

水温が低いともっと時間がかかるらしい。

 

ただでさえ遅れているのにこれ以上時間がかかるとあれなんでヒーター登場。

金魚、熱帯魚用のものは持っていなかったので爬虫類用のシート型ヒーターです。

リクガメがまだ小さかった頃に使ってたやつだと思われます。

パネルヒーターの上に洗面器置いて、少し水を入れて、プラカップを湯煎するような形でセットしました。

出力調整ができるタイプのヒーターなので28度になったら切れるポイントを探して本日の任務完了。

 

孵化後5日目 めっちゃ高温でも孵化することが判明

朝起きて最初にブラインシュリンプの水温計を見てみると、

何と!

36度!

 

やってもうたw

右上のペットボトルぶった切り容器のが昨日から超高温(36度)で沸かしたやつなんだけど、一応孵化はしてるっぽいけど煮えたみたいなオレンジ色になってますね。。

全部死んじゃってなかなかの悪臭放ってます(´Д`)

 

ちなみに21時頃セットして翌朝7時にこの状態だったので、30度超えの高温だと24時間かからずに(今回の場合は10時間)孵化することがわかりました(孵化後生きれないけど)。

くそー。

また失敗だよ。

 

孵化後6日目 余計なことしなければ普通に沸く

ヒーターは撤去して、水温はナチュラルに22度位。

プラカップに2%の塩水を入れてブラインシュリンプエッグを少なめに入れる。

あとはちょっと強めにエアレーションしておけばそれだけで普通に沸きます。

 

順調です。

 

孵化後7日目 稚魚は意外と強い

繁殖なんて全く予定外だったので何の準備のなくはじまってしまったらんちゅうの稚魚飼育。

飼育水から発せられる腐敗臭、やんちゃな水換え。

こりゃもうダメかもなと何度も思いましたが、落ちてしまった稚魚は1割未満でした。

稚魚、意外と強いぞ。

 

孵化後8日目 ニチドウ VS テトラ

粉末餌も活きたブラインシュリンプもどちらも食べますが、食べる勢いが全く違います。

ブラインシュリンプを食べだしてから見る見る太くなっていきます。

 

テトラと日動のブラインシュリンプエッグを比較してみた!を最初にやろうとして塩分濃度間違ってしまい、やっと安定して孵化できるようになったので再度同じ環境でやってみた結果!

テトラが良いです!

個人的には日本のメーカー日動(日本動物薬品株式会社)を応援していたのですが、テトラ(ドイツが本社)の方が目視でわかるくらい孵化率も高いし孵化後の生存率も高かったです。

ただ、これに関しては購入前の保存期間や保存状態等がわからないことと、生き物なのでロットによるバラツキもあると思います。

日動のも全く孵化しないわけじゃないし、私のように少数飼育で量は不要という人ならどっちでも困ることはないです。

 

孵化後9日目 尾が開いてるのが見えた

孵化したての頃は体長4~5ミリで毛のような細さでしたが、大きい子は10ミリ位になり尾びれが開いているのが見えるようになりました。

 

メッシュカップは必要

孵化したブラインシュリンプは目の細かい茶こし、専用のメッシュカップ等を使って濾してから与えましょう。

って必ず書いてるけど、金魚なんだから塩分入ったってスポイトで与える程度の量なら何の問題もないだろうし、いらなくね?と思って漉さずに与えていました。

 

これに1,000円超えはたけーよと思いつつも、あと1,000円で送料無料!って言われたので購入して使ってみた結果、

これ、めっちゃいい。

何がいいって飼育水が汚れないんですよ。

ブラインシュリンプ沸かした水(塩水)って思ってるより傷んでるらしく、漉さずに与えてた時は飼育水も臭くなって毎日水換えしていましたが濾すようになってからは3日に1回になりました。

 

LEDライトで照らしてやると元気なやつが集まってくるのでスポイトで吸ってメッシュカップで漉して稚魚に与えます。

 

前は100均にもブラインシュリンプ漉せるくらいの目の細かい茶こしが売ってたらしいけど最近はほとんど売ってないようです。

いやー、

もっと早く買っておけば良かったよ。

これからどんどん食べる量が増えてくると思うので更に活躍してくれると思います。

 

 

 

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