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【DIY修理】ティップの折れたルアーロッドを補修しました

【DIY修理】ティップの折れたルアーロッドを補修

ロックフィッシュ用ルアーロッド、シマノロックショットS606L。

友人からいただいて、子供がソイ釣ったりハゼ釣ったりナマズ釣ったりと大活躍していたロッドですが、不注意でドアに挟んでティップを折ってしまいました(´Д`)

ただ幸いなことにトップガイドに近い位置なので折れた位置にトップガイドを付け替えれば使えそうな気もしなくもない。

ってことでDIY修理にチャレンジします。

 

トップガイドを抜く

トップガイドの付け根のところにエポキシ樹脂が塗ってあるのでカッターナイフで削っていきます。

 

ちょっとだけ力の要る作業なので、細いカッターナイフよりはガッチリ握れる太いやつの方がやりやすかったです。

 

次にライターで炙って熱を加えてガイド内の接着剤を溶かして折れたブランクを引っぱって抜きます。

 

抜けました。

熱いのでトップガイド側の方はラジオペンチ的なもの必須で、できればブランク側もペンチで掴んだ方が抜きやすいと思います。

 

ブランクの塗装を削る

このままではトップガイドの穴にブランクが入らないのでブランクの塗装を削っていきます。

 

削りすぎないように気をつけながらカッターナイフで削ります。

 

ホットグルーSでは固定できなかった

以前釣り仲間がロッド(ブランク)にガイド付ける時はホットグルーっていうオレンジ色のやつを使ってどうのという話をしていたのを思い出したので買ってきました。

富士工業の製品なので間違いないでしょう。

 

炎で溶かして使うらしい。

 

早速溶かしてブランクの先に付けてみるもすぐに固まってしまうので、再度炙って溶けたらすぐにガイドにイン!

ガイドの向きを調整したら今度はガイドごと炙って中のホットグルーを溶かして中でしっかり行き渡らせて、冷えたら任務完了です。

 

補修終了後にどのくらい強度があるのか試そうと思ってトップガイドを引っ張ってみたら簡単に抜けてしまったので同じ工程を再度やってみるもやっぱり簡単に抜けちゃいます。

ホットグルーSの説明書を見てちょっと引っかかってたんだけど、応急処置用って書いてあったのよね。。

 

結局アロンアルファで固定しました

瞬間接着剤で固定するともう取れなくなってしまうんじゃないかという先入観があったのですが、これも炙れば普通に外せるらしいのと、このロッドを再度補修する機会はないと思うのでアロンアルファで固定してしまうことにしました。

 

ホットグルーと違ってガイドの向きを間違えたら修正ができず、一発勝負なので緊張しましたがそんなにすぐカッチカチになるわけでもないので慌てる必要はありません。

 

ブランクの先に瞬間接着剤を付けて、トップガイドを差し込んで向きを調整して、はみ出た接着剤をティッシュで拭いて最後にもう一度向きを確認したら任務完了。

無事に補修完了しました。

 

ロッドの調子は多少変わってしまうんだろうけど(短くなった分固く感じると思われる)、子供が使う分には全くもって十分です。

海に、川にと、まだまだ活躍できそうです。

 

今回使ったもの

ライターであれば何でもいいですが、ラインカッターとして使えるターボライターを持っておくと便利です。ラインの端にすっぽ抜け防止のコブを作ったり、ほつれがちなPEラインの端も焼き切ってしまえば溶けて固まるので安心です。

 

ラジオペンチも何でも良いのですが、スプリットリングを開く道具を持っていないのであれば先がオープナーになっているものを持っておくと便利です。

 

エポキシを削る時に力が要るのでL型(太い方)がおすすめ。

 

固定力なさすぎてあかんやーんとなってしまったやつですが、そもそも応急処置用なのでしょうがないのかもしれません。

やり直しが効くので一発勝負に自信のない人にはいいのかも。

 

今回私は普通のタイプのアロンアルファを使用しましたが、釣り用の低粘度タイプの方がサラッとしているのでガイドを付けた際のはみ出しも少ないですし、柔軟性もあるのでおすすめです。

 

今回は使っていませんが、本来はこのエポキシ樹脂のタイプを使用します。

2液を混ぜなければいけないのと硬化するまでにかなり時間がかかるのが難点ですが、本格的な補修をやりたい人にはこちらがおすすめです。

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