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20アルファード【DIY】トランスファーオイル&リアデフオイル交換

20アルファード 燃費悪化の原因を探す

うちのアルファードは夏タイヤから冬タイヤに交換すると燃費が1割程度悪化しますが、FFから4WDに切り替えても燃費への影響はほとんどありません。

でも去年の冬は4WDに切り替えると更に燃費が悪くなりました。

 

去年の秋(夏タイヤでエアコンOFF)の平均燃費は実燃費で10.01km/L。

スタッドレスタイヤに交換後、雪が降るまでFFで走行していた時期は9.04km/L。

その後雪が降りはじめて4WDにしてた時期は8.40km/L。

その前の年の4WD時は9.05km/L。

やっぱりおかしい。

 

そういえば去年の11月にトランスファーオイルを交換したんだけど、純正よりちょっと硬めなマルチグレードオイル使ったんだよな。。

ってそこが原因かは定かではないのですが、試しに交換してみることにしました。

 

ギヤオイルの粘度、動粘度について

メーカー指定のオイルはリアデフ、トランスファー共にトヨタ純正ハイポイドギヤオイルSX(API GL-5 SAE 85W-90)です。

でもこれ20Lペール缶しか取り扱いがないっぽい。合計1L程しか使わないのにそんなにいらないので代用できそうなものを探してみる。

 

純正以外で85W-90 GL-5のギアオイルはこれしか見つけられませんでした。

ってか何で上(高温)と下(低温)の幅が狭いの?

よく売られている75W-90とか80W-90じゃダメ?

一般的に低温と高温の差が大きいオイルは冷間時でも軟らかいから負担が少なく高温時でも粘度を保ってしっかり保護してくれる高性能なオイルなのですが、そのような適性を実現するために添加剤(ポリマーとか)をふんだんに使っています。

ポリマー(粘度向上剤)は劣化すると粘度低下してしまうため、そういうオイルはメーカー指定距離10万キロとか無交換とかっていう超ロングスパンな車には向いてないっぽい。

 

それならデフなら5万キロ毎とか、一般的に言われている交換サイクルで交換するなら問題なさそうな気がしてきたのでグレードと100度動粘度だけ気にしつつ代用できそうなオイルを探します。

 

メーカー 商品名 粘度 グレード 40℃
動粘度
100℃動粘度 粘度指数 備考
トヨタ ハイポイドギヤオイルSX 85W-90 GL-5 162 16.8
ワコーズ WR7590G 75W-90 GL-5 86.5 14.5
RG7590LSD 75W-90 GL-5 90 14.8
MT-75 75W-90 GL-5 82.5 14.8
RG8090R 80W-90 GL-5 132 16.8
RG5120LSD 80W-120 GL-5 180 20.8
LOVCA マルチ 75W-90 GL-5 82.29 15.43 201 VHVI
スポーツ 75W-90 GL-5 80.86 14.88 195 エステル VHVI
レーシング 75W-90 GL-5 98.49 15.05 161 エステル PAO
TAKUMI マルチギア 75W-90 GL-5 91.22 15.56 182 HIVI
マルチギア 80W-90 GL-5 130 14.99 118 鉱物油
ガルフ シンギヤー 75W-90 GL-5 104.2 16.61 173 エステル PAO
プロガード 75W-90 GL-5 87.54 14.21 168 鉱物油
ニューテック ZZ-31 75W-85 GL-5 109.5 13.15 142 エステル系
モービル モービルーブHD 80W-90 GL-5 146 14.5
モチュール モーチルギヤ 75W-80 GL-5 58.8 10.1 160
75W-90 GL-5 114.1 18.1 176
中外 パイロンレーシングギヤ 75W-90 79.6 14.62 193
75W-90 GL-5 91.22 15.56 182
ロイヤルパープル マックスギヤ 75W-90 100 16.5 179
レッドライン MP 75W-90 GL-5 115 16.4 155
NS 75W-90 GL-5 95 15.6 176
A.S.H.(アッシュ) 75W-90 GL-6 84.5 14.3
80W-90 GL-6 125.3 16.6

 

ワコーズRG8090Rは良さそう。

原材料不足(ベースオイルや添加剤)が原因でギヤオイルが全体的に供給不足になってますが、ワコーズは特に手に入りづらいようでメルカリ等で高値転売されているような状況です。

 

つい先日ジムニーのミッションオイルに使用したロイパの75W-90。

パッケージにはGL-5って書いてないけどGL-5に合格していてLSDにも対応してるってことなので大丈夫でしょう。

 

レッドラインは似たようなパッケージで同じ粘度だけど種類があるので注意が必要です。

使うならMPってやつがおすすめ。

 

鉱物油+エステルでコストを抑えながらも高性能を実現したアッシュのギヤオイルはGL-6に匹敵する性能を持つ。とのこと。

 

いろいろ迷った結果今回使用したのはガルフのシンギヤーでした。

エンジンオイルでも好印象だったのと、動粘度や添加剤の処方内容も公式サイトで公開しているので良いメーカーだと思います。

PAO+エステル、ノンポリマー処方、本来レースで使用するようなスペックのオイルですが通常使用もOKです。

 

トランスファーオイル&リアデフオイル交換

トランスファーオイル交換方法は前回の記事で書いたので割愛します。

ってか私のやり方は我流だし水平も取れていない状態でやっているのであまり参考にしないようにw

 

リアデフはフィラープラグとドレンプラグ共に錆で酷かったので交換します。

ドレンの方がマグネット付きで純正品番90341-18051

フィラーがマグネットなしで純正品番90341-18023

形状は一緒で値段も一緒だからどっちもマグネット付きにすれば鉄粉集めるパワー2倍になるのかもしれませんが、今回は指定通りのものにしておきました。

 

ガスケットはトランスファ-と同じもので、フィラーとドレンも共通です。

純正品番は12157-10010

片側が平面、片側がテーパー状(丸くなっている)タイプで、ボルトの方に平面側を、デフの方にテーパー状が向くように使用します。

 

ウマ(リジットラック)はなんか怖いのでスロープ使ってます。

リアデフにはカバー?的なプレートのようなものが下に付いているので外します。

購入時(12万キロ弱)にデフオイル交換してあるはずなのでフィラーもドレンもサクッと開くと思っていたのですが固着していてブレーカーバー使っても歯が立たず、最終的にはインパクトを使いました。

 

前回交換からまだ3万キロですが結構黒い。

 

ドレンマグネットの鉄粉もてんこ盛りでした。

 

今回使用したオイル ガルフ シンギヤー

トランスファーの規定量 0.45L

リアデフの規定量 0.5L

計0.95Lだから1Lあれば計算上は足りますが、ギヤオイルはあふれるまで入れたら規定量って感じなのでいくらかロスが出ます。

足りなかったらジムニーで使ったロイヤルパープルのあまりを使おうと思ってましたが、今回はシンギヤー1本でギリギリ足りました。

 

ボトル裏面。

 

トランスファーの廃油です。

前回交換からまだ15,000キロしか走ってませんが想像してたより汚れていました。

 

試しに100kmほど四駆に入れて走ってみましたが燃費はほとんど変わらなかったので犯人は固すぎるギヤオイルってことで間違いないでしょう。

20万キロに到達してまだ乗りそうだったらまた交換しようと思います。

 

【まとめ】トヨタ アルファード ANH25W
私のアルファード紹介 トヨタ アルファード  型式:ANH25W エンジン:2AZ 2400cc  ミッション:CVT 駆動形式:4WD  グレード:2.4S 7人乗り 平成23年(2011年)12月登録(後期型) 購入時の走行距離は118...

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